トヨタ自動車 実課題プログラミングコンテスト 2023 Spring

参加対象: All Rated対象: - ペナルティ: なし

コンテスト情報

  • writer: chokudai
  • このコンテストはヒューリスティックコンテストですが、ヒューリスティックレーティングの対象ではありません。
  • このコンテストでは、解法についてのツイート・配信等が全面的に許可されています。必須ではありませんが、Twitterのハッシュタグ #TOYOTAHC2023SPRINGにツイートで共有してください! コードやビジュアライザの共有なども可能です。
  • 今回のコンテストは、既にトヨタ内での課題として、chokudaiがあーだこーだーなどで喋った問題となります。

概要

AtCoderは、トヨタ自動車株式会社のデジタル変革推進を支援するため、トヨタに新設された組織に、AtCoder代表の高橋(chokudai)が参画し、アルゴリズム開発を通じた課題解決と、 アルゴリズムエンジニア育成を支援しています。

このコンテストは、トヨタの業務課題の解決・改善を目的に、chokudaiが所属するデジタル変革推進室アルゴリズムグループが実際に取り組んでいるトヨタの業務課題をテーマにした、ヒューリスティック形式のコンテストです。コンテストで上位を獲得したアルゴリズムを参考にトヨタ内でアルゴリズムを再構築し、実運用する予定です!

背景

トヨタ自動車では、様々な箇所でデジタル技術が活用されています。とりわけ、調達・生産・物流・販売の業務領域は組合せ最適化と関連が深いことが知られていて、AtCoder Heuristic Contest(AHC)と非常に近い業務課題を数多く抱えています。アカデミックでもスケジューリング、配送計画、資源配置などの組合せ最適化問題アルゴリズムが研究開発されてきましたが、実務に近い問題設定において、優れたアルゴリズムが開発できることは大きな価値をもちます。ヒューリスティックアルゴリズムが活かせる業務課題は自動車業界など製造業にも多く、IT業界の外にもアルゴリズムエンジニアが活躍できるフィールドが広がっています。

本コンテストを通じて、ヒューリスティックアルゴリズムがトヨタ自動車の業務でも有用であることを感じてもらいたいと思います。世界一のモビリティーカンパニー・トヨタ自動車でchokudaiとアルゴリズム開発したい人、参加をお待ちしています!

賞品

このコンテストは実務解決型のコンテストですので、優れたアルゴリズム、および、優れた解法解説に対して賞金を出します!

順位賞

順位表は、純粋にコンテストの順位のみで決定される賞となります。同点となった場合は、同点圏内の獲得賞金の平均が授与されます。例えば、1位が2人いた場合は、1位と2位の平均金額が賞金となります。

順位賞 金額
1位 200,000円
2位 100,000円
3位 50,000円
4-20位 10,000円

サマリー賞

サマリー賞は、コンテストで上位20人以内に入ったユーザが対象となります。コードとは別に、どう解いたかをより良く説明してくれた方に送られる賞です。

AtCoder標準サマリー要項 Ver 1.01 に従い、サマリーを送付してください。

送付先は、chokudai [at] atcoder.jp および kensho.aoki [at] atcoder.jp の2か所にメールを送付お願いします。期限は3/27(月) 09:00(JST) までです。

最優秀賞・優秀賞は、トヨタ自動車のアルゴリズムグループ内で相談して決定します。最優秀賞・優秀賞共に1人が対象となります。サマリー賞の対象者は5月中を目途に、このページで発表します。

※特別賞が追加されました

解法解説賞 金額
最優秀賞 200,000円
優秀賞 100,000円
特別賞 30,000円
参加賞 10,000円

サマリー賞発表

各賞の当選者は以下になります。おめでとうございます!(6/8更新)

最優秀賞

eijirou様

優秀賞

miku様

特別賞

bowwowforeach様、montplusa様、hari64様

参加賞

KawattaTaido様、siman様、brown_amaurotis様、ebicochineal様、hitoare様、petit_sophia様、Ueddy様、highjump様

著作権の取り扱いについて

本コンテストの利用規約は、AtCoder業務直結型プログラミングコンテスト標準著作権等取扱規約およびガイドライン Ver 1.00に従います。参加者が今後コンテストに出る上で一切不自由せず、トヨタ自動車が製品に活用しやすい形を目指しています。正確な部分は参加規約を読んでいただきますが、おおよそ以下のような内容になっています。

  • 提出いただいたソースコードの著作権は、すべて参加者にあります。普段使用している自作ライブラリなどを使用頂いても、著作権周りで問題になることはありません。
  • トヨタ自動車は、提出いただいたソースコードのうち、賞金を付与したものについては、自由に使用・改変することができます。この際、参加者は著作人格権を行使しないものとします。