AtCoder業務直結型プログラミングコンテスト標準著作権等取扱規約およびガイドライン Ver 1.00

このドキュメントは、AtCoder株式会社(以下「当社」といいます。)が開催する、AtCoder業務直結型プログラミングコンテスト(以下「本コンテスト」といいます。)に一般的に適用される、標準著作権等取扱規約(以下「本規約」といいます。)と、本規約の運用方針を示したガイドライン(以下「本ガイドライン」といいます。)について記述しています。本規約および本ガイドラインのほか、特定の本コンテストについて本規約および本ガイドラインに優先して適用される、個別の規約・ガイドライン等が別途作成されることがありますので、注意してください。 当社の開催するコンテストが本規約が適用される本コンテストに該当する場合には、当該コンテストのトップページに「このコンテストの参加規約は、AtCoder業務直結型プログラミングコンテスト標準著作権等取扱規約に基づいています。」の一文が明記されています。 ■本規約の内容は、以下のとおりです。 本コンテストに応募される方(以下「応募者」といいます。)は、本規約および本ガイドラインの内容に合意の上で応募をお願いいたします。本規約および本ガイドラインのほかに、特定の本コンテストに優先して適用される、個別の規約・ガイドライン等(以下「個別規約・ガイドライン等」といいます。)が作成されている場合には、本コンテストの応募者は、個別規約・ガイドライン等の内容にも同意いただく必要があります。 - 応募者が、本コンテストに応募するプログラム(以下「本プログラム」といいます。)は、オリジナルなものに限ります。過去に考案・開発した別のプログラムを改変して本プログラムとすることは可能ですが、その場合は、応募者において、改変後のプログラムを本プログラムとして本コンテストへ応募する行為が、本規約、本ガイドラインおよび個別規約・ガイドライン等に違反しないか、権利侵害その他の問題もしくは支障が生じないかを確認し、または適切な権利処理を行う等して、一切の問題および支障が生じないようにしなければなりません。 - 本プログラムは、原則として、全て応募者が独自に考案・開発したものであって、当該応募者が、著作権その他の権利(著作権、著作者人格権、著作隣接権、実演家人格権、意匠権、商標権、実用新案権、特許権その他の権利を含みますが、これらに限られません。以下「知的財産権等」といいます)の一切を保有するものでなければならないものとします。 - 本プログラム中に、第三者が知的財産権等を有するプログラム等を用いた場合は、応募者は、当社および本コンテストの主催者・協賛者等(以下「主催者等」といいます)に対し、本コンテストへの応募に問題または支障が生じないようにするために、当該プログラム等に係る知的財産権等について、あらかじめ適切な権利処理をしたことを保証するものとします。応募者は、第三者が、当該第三者の保有する知的財産権等が侵害されまたはそのおそれがあることを理由に、本プログラムに関して異議等を申し立てた場合、応募者の費用と責任において対応し、当社および主催者等に、一切の損害、損失、責任または費用(以下「損害等」といいます。)を負担させないようにし、その他何らの迷惑をかけないものとします。また、当社または主催者等が応募者の責任により損害等を被った場合は、応募者は、当社および主催者等に対して、損害賠償責任を負うものとします。 - 本コンテストへの応募後も、本プログラムの知的財産権等は、引き続き応募者に帰属します。ただし、応募者は、応募者の本プログラムが本コンテストにおいて入賞した場合、当社および主催者等に対し、当社および主催者等が、無期限に、入賞した本プログラムを自由に利用(翻案または改変して利用する場合を含みます。以下同じ。)し、または第三者に利用を許諾することのできる権利を許諾するものとし、応募者は、当社および主催者等、ならびに当社または主催者等が指定する者が本プログラムを利用することについて、知的財産権等を行使しないものとします。また、当社または主催者等は、本コンテストに応募された本プログラムを、応募者名などとともに、国内外における当社または主催者の広報、宣伝、告知のために、紙媒体および電子媒体等により使用することがあります。 - 応募者は、本コンテストに本プログラムを応募した旨を自己のwebサイトやSNS等で紹介することができます。ただし、その際に本プログラムを当社および主催者等が考案・開発その他の関与をしたものであるかのように誤解される表示を行ってはなりません。 ■本ガイドラインの内容は、以下のとおりです。 本規約は、AtCoderに提出されたコードを、主催企業・ユーザの双方が原則自由に使うことができ、双方がお互いの使用方法に出来るだけ干渉しない、というコンセプトによって作られています。 本ガイドラインは、本規約の運用方針を示したものですが、本規約および本ガイドラインの内容は、特定の本コンテストについて優先して適用される個別規約・ガイドライン等の適用により変更される場合があります。 以下、本規約の運用方針をQ&A形式で説明します。 - Q: 本コンテストで入賞しましたが、主催者等に本プログラムを利用されたくありません。本プログラムの利用を止めることが出来ますか? - A: いいえ、出来ません。応募者は、本コンテストへの応募にあたり、入賞した本プログラムについて、当社および主催者等が自由に利用すること(翻案または改変して利用する場合を含みます。)について許諾いただく必要があります。第三者から知的財産権等の侵害を理由に警告等を受けているまたはそのおそれがある等の場合には、当社までご連絡ください。 - Q: 他人が権利を保有しているソースコードを利用した本プログラムを提出しても良いですか? - A: 原則として提出してはいけません。提出する本プログラムは、自分で権利を保有しているものとなりますが、応募者の責任において、第三者との間で適切な権利処理が行われている場合には、提出することが可能となります。 - Q: SNSやblogなどで、応募者が作成した本プログラムのソースコードを貼り付けたり、アルゴリズムについての言及をしても良いですか? - A: はい。商業目的でない限り、提出された本プログラムのコードやアルゴリズムは応募者において自由に利用することが出来るため、SNSやblogなどで言及をすることは可能です。 - Q: 本プログラムが主催者等において実運用に繋がった際に、「〇〇の企業で実運用された!」などと発信することは可能ですか? - A: はい。成績や内容などについては、自由に発信することが出来ます。ただし、本プログラムを主催者等が利用する場合には、その利用実態を公表することを原則とすることを予定していますが、主催者等が利用方法を公表していない場合、応募者においてそもそも本プログラムが実運用されている事を知ることが出来ない場合がありますので、ご了承ください。 - Q: 応募者の従事する業務や他コンテストにおいて、本プログラムのコードの 一部を利用することはできますか? - A: はい。応募者が提出した本プログラムを、応募者は原則として自由に利用することが出来ます。 - Q: 主催者等が、提出された本プログラムの想定と違う使い方をしていた場合や、本プログラムを改変して使用する際、応募者はそれを止めることが出来ますか? - A: いいえ。止めることは出来ません。応募者は、本コンテストへの応募にあたり、入賞した本プログラムについて、当社および主催者等が自由に利用すること(翻案または改変して利用する場合を含みます。)について許諾いただく必要があります。 - Q:本プログラムの知的財産権等はどうなりますか? - A:本コンテストへの応募後も、本プログラムの知的財産権等は応募者に帰属します。もっとも、入賞した本プログラムについては、当社および主催者等が自由に利用すること(翻案または改変して利用する場合を含みます。)のできる権利を、無償で許諾いただくことになります。 - Q: 提出されたプログラムにバグが含まれており、主催者等に損害を与えてしまいました。法的な責任が生じるリスク等はありますか? - A: 提出された本プログラムを利用したことで起きた不具合について、応募者は原則として責任を負いません。もっとも、第三者が知的財産権等を有するプログラム等であって、当該第三者との間で適切な権利処理がされていないプログラム等を含む本プログラムが提出されたために、当社または主催者等に損害を生じた場合には、本規約に基づき応募者が当社や主催者等に対して損害賠償義務を負う場合があります。 以上