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コードテストの場所
練習問題を解くときは「コードテスト」というページを使ってプログラムを書き、正しく動作することが確認できたら提出するようにしましょう。
コードテストのページは、次の画像の赤い四角で囲った部分をクリックすることで開けます。
コードテストの設定
コードテストの画面は次の画像のようになっています。
設定として、「エディタ切り替え」をオフ、「高さ自動調節」をオンにしましょう。
プログラムの実行
設定ができたら、に「ソースコード」と書かれている場所にプログラムを書きます。
プログラムが書けたら「言語」が「C++ (GCC 9.2.1)」になっていることを確認し、ページ下部にある「実行」ボタンを押してください。
実行結果
プログラムが実行できたら「標準出力」と書かれている場所にプログラムの出力が表示されます。
エラーが発生したとき
エラーが発生した場合は「標準エラー出力」と書かれている場所にエラーの詳細が表示されます。
例えば行末のセミコロンを忘れてしまった場合、次のようなエラーが表示されます。
#include <bits/stdc++.h> using namespace std; int main() { cout << "Hello, world!" << endl // セミコロン忘れ }
標準エラー出力
./Main.cpp: In function ‘int main()’: ./Main.cpp:6:1: error: expected ‘;’ before ‘}’ token } ^
エラーの内容をヒントにプログラムを修正し、また実行してください。
エラーの直し方については1.02.プログラムの書き方とエラーで説明します。
コードテスト以外のプログラミング環境
コードテスト以外のプログラミング環境を紹介します。コードテストが使いづらいと感じた方はこちらを試してみてください。
全てAtCoderとは無関係なWebサービスであることに注意してください。
推奨設定(Editor settings) ・tab:2-spaces ・tab width:2 ・Smart Indentにチェック ・Expandにチェック 使い方 ・実行:Runボタンをクリック or Ctrl+Enter ・標準入力:「Stdin」をクリックして出てきたテキストボックスに入力
手元のコンピュータでプログラムを書きたい場合
今まで紹介したプログラミング環境はWeb上でプログラムを動かすものですが、手元のパソコンでプログラムを動かすこともできます。
ただし面倒な作業になることが多いので、パソコン操作に慣れている&エラー対処に自信がある人以外にはおすすめしません。また、APG4bの解説はコードテストかWandbox等で作業することを前提に書かれています。
それを把握した上で手元のパソコンでプログラムを書きたい人は、「C++ gcc 環境構築」等で検索するか、身近な詳しい人に聞いてみてください。
XCodeやVisual Studio(ClangやVC++)等で作業したい人は追加の設定が必要になります。設定方法を以下に記載しておくので参考にしてください。
#include <bits/stdc++.h>
を使うための設定方法を開く
以下の環境で作業する場合も、提出は「C++ (GCC 9.2.1)」で行う必要があることに注意してください。
共通の作業
適当な場所にinclude
ディレクトリを作成し、その中にbits
ディレクトリを作成します。さらにbits
ディレクトリの中にstdc++.h
ファイルを作成し、次の内容で保存します。
#include <iostream> // cout, endl, cin #include <string> // string, to_string, stoi #include <vector> // vector #include <algorithm> // min, max, swap, sort, reverse, lower_bound, upper_bound #include <utility> // pair, make_pair #include <tuple> // tuple, make_tuple #include <cstdint> // int64_t, int*_t #include <cstdio> // printf #include <map> // map #include <queue> // queue, priority_queue #include <set> // set #include <stack> // stack #include <deque> // deque #include <unordered_map> // unordered_map #include <unordered_set> // unordered_set #include <bitset> // bitset #include <cctype> // isupper, islower, isdigit, toupper, tolower
(適当な場所)/include/bits/stdc++.h
となっている状態です。
このstdc++.hファイルにはAPG4bの3章までで使う内容しか記載していません。足りないものがある場合は適宜自分で追加してください。
各行のコメントはそのincludeで読み込まれる関数等のうち、APG4bで紹介している内容を示しています。
Clang(macOS or Linux)の場合
macOSのデフォルトの
gcc
コマンドは、実際にはclang
にオプションを付けたエイリアスになっているため、こちらの設定が必要です。
環境変数CPLUS_INCLUDE_PATHにinclude
ディレクトリのパスを追加します。
ホームディレクトリの.bash_profile(無い場合は作成)にパスを追加するコマンドを追記してください。
次のコマンドは/home/apg4b/include/bits/stdc++.h
という配置になっている場合のコマンドの例です。自分の配置に合わせてパスを書き換えてください。
export CPLUS_INCLUDE_PATH=$CPLUS_INCLUDE_PATH:home/apg4b/include/
XCode(maxOS, Clang)の場合
XCodeのバージョンにより多少異なることがあります。
以下の設定で作成されたプロジェクトがあるとします。
macOS → Command Line Tool Language → C++
以下の設定を行います。
- プロジェクトを選択
- 「Build Settings」を選択
- 「All」を選択
- 「Apple Clang - Custom Compiler Flags」の「Other C++ Flags」の入力欄を選択
-I(includeディレクトリのパス)
を追記して「+」をクリック
画像では/home/apg4b/include/bits/stdc++.h
という配置になっている場合のパスを追記しています。
Visual Studio(Windows, VC++)の場合
Visual Studioのバージョンにより多少異なることがあります。
また、printfやscanfを使用する場合は次の一文をstdc++.hファイルの最初の行に記述してください。
#define _CRT_SECURE_NO_WARNINGS
以下の手順で作成されたプロジェクトがあるとします。
Visual C++ → 空のプロジェクト ソリューションエクスプローラ → 「ソースファイル」を右クリック → 追加 → 新しい項目 Visual C++ → C++ ファイル → 追加
以下の設定を行います。
- 「プロジェクト」→「(プロジェクト名)のプロパティ」を選択
- 「構成」を「すべての構成」に変更
- 「VC++ディレクトリ」を選択
- 「インクルードディレクトリ」に
include
ディレクトリのパスを追記 - 「OK」をクリック
画像ではC:\Users\apg4b\include\bits\stdc++.h
という配置になっている場合のパスを追記しています。
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ここから先の説明はEX5「A足すB問題 / 1.05」を解く時に読んでください。
コードテストでの入力
コードテスト上で入力機能を使う場合、「標準入力」と書かれている場所に入力を書き、実行ボタンをクリックします。