公式
A - Chmax Rush! 解説
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hirayuu_At
ヒント
ヒント1
すべての操作のペアについて何かを探索する $O(Q^2)$ 解法が間に合います。ヒント2
$i\lt j$ なる操作のペアについて、以下のような場合を考えましょう。- $P_i=P_j$ かつ $V_i \gt V_j$ の場合
- $P_i\ne P_j$ かつ $V_i \gt V_j$ の場合
ヒント2の答え
前者の場合、$j$ 番目の操作を行うことができません。後者の場合、$i$ 番目と $j$ 番目の操作でどちらを行うかが確定します。ヒント3
ヒント2の要領でどちらの操作を行うかを決めたとき、それらが矛盾している場合は自明です。矛盾していない場合はどうでしょうか。解説
\(i\) 番目に行う操作を操作 \(i\) とします。
また、各操作について、前者の操作を左操作、後者の操作を右操作とします。
\(1\leq i\lt j\leq Q\) なるすべての整数の組 \((i,j)\) について、操作 \(i\) と操作 \(j\) の関係を考えましょう。
- \(V_i\leq V_j\) のとき: どのようにしてもよい
- \(V_i\gt V_j\) かつ \(P_i=P_j\) のとき: どのようにしても操作 \(j\) ですぬけ君が泣き出してしまうため、\(0\) が答えになる
- \(V_i\gt V_j\) かつ \(P_i\lt P_j\) のとき: 操作 \(i\) で左操作を、操作 \(j\) で右操作をしなければならない
- \(V_i\gt V_j\) かつ \(P_i\gt P_j\) のとき: 操作 \(i\) で右操作を、操作 \(j\) で左操作をしなければならない
このように各操作の向きを決めて、矛盾した場合は明らかに答えは \(0\) です。
矛盾していない場合、答えは \(1\) 以上 です。どの操作を見ても、過去の操作の後にその操作を行えるように向きを設定しているためです。向きを設定していないものはどちらの操作をしても問題ないので、そのようなものの個数を \(x\) として、\(2^x\) を \(998244353\) で割った余りが答えです。
よって、これらをそのまま実装することで \(O(Q^2)\) 時間で答えを求められます。これは十分高速なので、この問題を解くことができました。
想定解 (PyPy3)
def change(p,k):
global kind
if kind[p]==0:
kind[p]=k
elif kind[p]!=k:
print(0)
exit()
N,Q=map(int,input().split())
ope=[tuple(map(int,input().split())) for i in range(Q)]
kind=[0]*Q
for i in range(Q):
for j in range(i+1,Q):
if ope[i][1]<=ope[j][1]:
continue
if ope[i][0]==ope[j][0]:
print(0)
exit()
elif ope[i][0]<ope[j][0]:
change(i,-1)
change(j,1)
else:
change(i,1)
change(j,-1)
print(pow(2,kind.count(0),998244353))
Bonus!: \(N,Q\leq 2\times 10^5\) の場合でも高速に解ける方法を考えてみましょう。(実装例)
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