F - Senshuraku 解説
by
edon8618
FPS的解釈
FPS的な解釈をします。
\(mx = A\) の最大値とします。試合の組は、\(\{mx, mx-1, mx-2\text{以下}\}^2\) の\(9\)通りです。
優勝者の勝利数は、\(mx+1\) か \(mx\) です。
自分の試合が最後に行われることを考えます。
自分以外の試合が終わった段階で、\(x^i\) の係数が「勝ち数が優勝得点の人数が \(i\) 人の確率」となる多項式 \(f\) を考えます。
優勝者の勝利数が \(mx+1\) のとき
マッチング \(\{mx, mx\}\) が \(a\) 組あるとします。必ず \(mx+1\) 勝の人がちょうど \(a\) 人だけ生まれるので、\(x^a\) となります。
\(\{mx, mx-1\text{以下}\}\) と \(\{mx-1\text{以下}, mx\}\) が合わせて \(b\) 組あるとします。\(1\)組あたり確率 \(\frac{1}{2}\) で0人、確率 \(\frac{1}{2}\) で1人生まれるので、\((\frac{1}{2} + \frac{1}{2} x)^b\) となります。
それ以外の組からは、勝ち数が \(mx+1\) の人は生まれません。
\(f = x^a (\frac{1}{2}+\frac{1}{2} x)^b\)
優勝するには、自分が \(mx\) 勝でさらに勝つ必要があります。
自分が \(mx\) 勝でないなら、\(0\) です。
自分が \(mx\) 勝なら、\(\sum_{i=0}^{N-1} [x^i] f \times \frac{1}{i+1}\) です。
\(\{mx, mx-1\text{以下}\}\) と \(\{mx-1\text{以下}, mx\}\) が合わせて \(b\) 組あるとします。\(1\)組あたり確率 \(\frac{1}{2}\) で0人、確率 \(\frac{1}{2}\) で1人生まれるので、\((\frac{1}{2} + \frac{1}{2} x)^b\) となります。
それ以外の組からは、勝ち数が \(mx+1\) の人は生まれません。
\(f = x^a (\frac{1}{2}+\frac{1}{2} x)^b\)
優勝するには、自分が \(mx\) 勝でさらに勝つ必要があります。
自分が \(mx\) 勝でないなら、\(0\) です。
自分が \(mx\) 勝なら、\(\sum_{i=0}^{N-1} [x^i] f \times \frac{1}{i+1}\) です。
優勝者の勝利数が \(mx\) のとき
\(\{mx, mx\}\) の組が存在すると、優勝者の勝利数は \(mx+1\) となります。
以下では \(\{mx, mx\}\) の組が存在しないことを仮定します。
\(mx+1\) 勝する人が生まれてはいけないことに注意しながら考えます。
\(\{mx-1, mx\}\) と \(\{mx, mx-1\}\) が合わせて \(a\) 組あるとします。\(mx-1\) 側が勝たないといけません。
このとき、\(mx\) 勝が2人生まれるので、\((\frac{1}{2} x^2)^a\) となります。
\(\{mx-2, mx\}\) と \(\{mx, mx-2\}\) が合わせて \(b\) 組あるとします。\(mx-2\) 側が勝たないといけません。
このとき、\(mx\) 勝が1人生まれるので、\((\frac{1}{2} x)^b\) となります。
\(\{mx-1, mx-1\}\) が \(c\) 組あるとします。
このとき、\(mx\) 勝が必ず1人生まれるので、\(x^c\) となります。
\(\{mx-1, mx-2\text{以下}\}\) と \(\{mx-2\text{以下}, mx-1\}\) が \(d\) 組あるとします。
このとき、確率 \(\frac{1}{2}\) で \(mx\) 勝が1人生まれるので、\((\frac{1}{2} x)^d\) となります。
\(f = (\frac{1}{2} x^2)^a (\frac{1}{2} x)^b x^c (\frac{1}{2} x)^d\)
自分が \(mx-2\) 勝以下なら、優勝できません。
\(k\) は、相手が \(mx\) 勝なら \(1\)、そうでないなら \(0\) とします。
自分が \(mx-1\) 勝なら、\(\sum_{i=0}^{2N} [x^i] f \times \frac{1}{i+1+k}\) です。
\(l\) は、相手が \(mx-1\) 勝なら \(1\)、そうでないなら \(0\) とします。
自分が \(mx\) 勝なら、\(\sum_{i=0}^{2N} [x^i] f \times \frac{1}{i+1+l}\) です。
\(mx+1\) 勝する人が生まれてはいけないことに注意しながら考えます。
\(\{mx-1, mx\}\) と \(\{mx, mx-1\}\) が合わせて \(a\) 組あるとします。\(mx-1\) 側が勝たないといけません。
このとき、\(mx\) 勝が2人生まれるので、\((\frac{1}{2} x^2)^a\) となります。
\(\{mx-2, mx\}\) と \(\{mx, mx-2\}\) が合わせて \(b\) 組あるとします。\(mx-2\) 側が勝たないといけません。
このとき、\(mx\) 勝が1人生まれるので、\((\frac{1}{2} x)^b\) となります。
\(\{mx-1, mx-1\}\) が \(c\) 組あるとします。
このとき、\(mx\) 勝が必ず1人生まれるので、\(x^c\) となります。
\(\{mx-1, mx-2\text{以下}\}\) と \(\{mx-2\text{以下}, mx-1\}\) が \(d\) 組あるとします。
このとき、確率 \(\frac{1}{2}\) で \(mx\) 勝が1人生まれるので、\((\frac{1}{2} x)^d\) となります。
\(f = (\frac{1}{2} x^2)^a (\frac{1}{2} x)^b x^c (\frac{1}{2} x)^d\)
自分が \(mx-2\) 勝以下なら、優勝できません。
\(k\) は、相手が \(mx\) 勝なら \(1\)、そうでないなら \(0\) とします。
自分が \(mx-1\) 勝なら、\(\sum_{i=0}^{2N} [x^i] f \times \frac{1}{i+1+k}\) です。
\(l\) は、相手が \(mx-1\) 勝なら \(1\)、そうでないなら \(0\) とします。
自分が \(mx\) 勝なら、\(\sum_{i=0}^{2N} [x^i] f \times \frac{1}{i+1+l}\) です。
各選手について、自分の試合を除いた \(f\) を計算します。
試合のタイプは \(9\) 種類なので、\(f\) としてありうるものも \(9\) 通りであり、これらを前計算しておくことでACできます。
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