トヨタ自動車は、AtCoderユーザーとクルマの未来を創りたい。

トヨタ自動車がAtCoderユーザーを求める理由

「もっといいクルマをつくろうよ」

クルマづくりをなりわいにしてきたトヨタが、これまでずっと大事にしてきた価値観です。「現場」でクルマを語り、お客様の笑顔のために、もっといいクルマをお届けする。トヨタはこのクルマづくりの原点を大切にしています。

Connected(コネクティッド)、Autonomous/Automated(自動化)、Shared(シェアリング)、Electric(電動化)といった「CASE」と呼ばれる新しい領域で技術革新が進む中、クルマの概念は大きく変わろうとしています。トヨタは、モビリティに関わるあらゆるサービスを提供し多様なニーズにお応えできる「モビリティカンパニー」として、「未来のモビリティ社会」の実現に取り組んでいます。

自動車業界は“100年に一度の大変革期”を迎えており、トヨタ自動車は新しいチャレンジに取り組んでいます。とりわけ、技術革新がめざましいソフトウェア領域においては、クルマの未来を一緒に作っていく新しい才能が必要です。

AtCoderユーザーのみなさまがもつ、課題の本質を見抜く力、課題を解決するための道筋を論理的に考え抜く力、プログラミングで課題解決を実現する力は、トヨタが目指す「未来のモビリティ社会」の実現に必要不可欠です。競技プログラミングで培ったその能力を最大限に発揮して、クルマの未来をトヨタと一緒に作っていきませんか。

トヨタのデジタル戦略と人材像 - TOYOTA Programming Contest 2023 Summer final -
トヨタにおけるソフトウェアエンジニアの活躍領域 - TOYOTA Programming Contest 2023 Summer -

ソフトウェアエンジニアの活躍のフィールド

トヨタ自動車ではさまざまな領域でソフトウェアエンジニアの活躍の機会が広がっています。自動運転などクルマの制御に関わるソフトウェア開発や、クルマの走行データ等を活用したコネクティッドサービスのためのソフトウェア開発やデータサイエンス、生産計画・調達・物流等の最適化、モビリティサービスのためのプラットフォーム開発など、ソフトウェア領域のあらゆるスキルセットが活かせる環境がトヨタ自動車には存在します。

AtCoderの公式生放送「あーだこーだー」①
AtCoderの公式生放送「あーだこーだー」②
アルゴリズムグループ開発内容紹介 - Toyota Programming Contest 2023 Spring Final -
車載プラットフォームの開発事例紹介 - Toyota Programming Contest 2023 Spring Final -
ソフトウェア開発事例の紹介 - TOYOTA Programming Contest 2023 Summer final -
TOYOTA Software Engineering Session

働く環境

デジタルソフト開発センター
松坂修吾さん(写真左)、関孝一さん(写真右)

– どんな仕事をされているか教えてください

関さん:車両から収集されるデータを活用したコネクティッドサービスの研究開発に関わっています。BEV(電気自動車)などプロダクトサービスの開発と、量子コンピュータなど技術の先行開発の2つの業務に携わっています。

松坂さん:私たちの部署ではプロジェクト単位でアサインされて仕事をする形で、関さんと一緒にすることが多いです。自部署だけでなく他の開発部署と一緒に仕事をすることも多くて、最近では材料開発やパワートレインの部署とも一緒に仕事をしています。

– どこで仕事をしていますか?

関さん:私たちの部署では、個人が会社か自宅か自由に選んで仕事をしています。私は在宅で仕事をすることが多くて、出社は週に1回程度です。上司との1on1やプロジェクトメンバーとのブレインストーミングなどは対面の方がコミュニケーションが円滑に進むので出社するようにしていますが、研究開発はひとりで集中したいので在宅で仕事をすることが多いです。ただし、全社的にはハードウェアを取り扱う部署も多くありますので出社が必要となるケースもあると聞いています。

松坂さん:私も在宅が多くて、出社は週に1-2回です。ただみんな在宅というわけではなくて、出社派と在宅派が分かれている印象です。各メンバーがそれぞれ働きやすい場所を選んでいて、お互いに尊重し合っているので、仕事に支障をきたすようなことはありません。

– 働く環境でいいと思っているところはありますか?

関さん:自分のタイミングに合わせてコミュニケーションできることでしょうか。チームメンバーとはslackでやりとりしていて、働く場所に囚われることなくコミュニケーションできますし、ちょっとしたことでも気軽に質問できるところが気に入っています。

松坂さん:20-30代の若い人たちが多くて、活気があるところがいいと思っています。私たちの部署はキャリア採用で入社した人が多く、先輩・後輩が分け隔てなくフラットにコミュニケーションできる雰囲気ができていると思います。

関さん:私たちの部署は先行開発部門ということもあって開発環境が充実しています。ツールの使い方などで悩まなくていいように、新しく来た人には半年から1年メンターがつきますし、メンターに限らずみんなでフォローする文化もあって、安心して働ける環境が整っていると感じています。

– スキルアップのために行なっていることはありますか?

関さん:論文や書籍を読んで勉強しています。私たちの部署では、業務に関連するものであれば業務時間を勉強に充てられるようになっています。上司に相談の上、勉強するテーマを自分で決めて取り組んでいます。また身につけるべき技術・知識・スキルを考慮して上司が業務アサインしてくれるので、成長する機会には恵まれていると感じています。

松坂さん:上司との1on1で本を薦められるくらいスキルアップのための勉強は奨励されていて、書籍の購入費用も会社が負担してくれます。業務時間中の勉強以外にも、技術説明会や企業セミナーなども頻繁に開催されていて、最新の技術動向をフォローできる環境が整っています。また、有志が集まって自主的な勉強会も行っています。私も同僚数名とKaggleに参加していて、週1回論文輪読などの勉強会を行っています。そのほか他社のKagglerとの企業対抗戦にも参加して、社外のエンジニアからもいい刺激をもらっています。

トヨタ大手町オフィス紹介動画

メッセージ

AtCoder株式会社 代表取締役社長 高橋直大

これまでトヨタ自動車様には、AtCoderで多くのコンテストを開催していただいております。なぜトヨタがAtCoderを?と思われる方も多いかもしれませんが、実は自動車会社はAtCoderユーザの活躍の場が非常に多いと思っています。

生産においても、生産計画立案や設計などはアルゴリズムで解決できる問題の宝庫であり、それを支える物流なども、高度なアルゴリズム開発能力が活きます。トヨタは非常に大きな組織であり、様々な課題が存在するため、多くのIT開発者が必要なります。ぜひ、トヨタ自動車とAtCoderの繋がりをもっと知っていただければと思います。

トヨタ自動車株式会社 人事部 千々岩真志様

100年に1度の大変革にある自動車業界において、私たちは「モビリティカンパニー」へのモデルチェンジに向けた変革を進めています。AtCoderユーザー様の中には、自動車業界でご自身のスキルが活かせるイメージを持ちにくいと感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、クルマにおけるソフトウェアの重要性は高まっています。例えば、クルマや道路インフラとのデータ通信・蓄積・解析といった処理を行う場合、命を守るためにリアルタイムで効率的に処理するためにアルゴリズムを考察する力が求められます。トヨタ自動車にはソフトウェアスキルを活かせる分野が増え続けています。AtCoderで得た知識や経験を活かして一緒にクルマの未来を変えていきましょう!